シナモンAI(東京都港区)は、AI-OCRと生成AIを統合した「Flax Scanner HUB」の販売を4月23日から開始すると発表した。このプラットフォームは、非定型帳票からの情報抽出を事前の帳票定義なしで高精度に行えるという。さまざまなフォーマットの帳票をワンストップで処理できる機能を提供する。

同社によると、「Flax Scanner HUB」は情報抽出精度94%を実現するノーコード学習機能を搭載している。過去のAI-OCR実績を生成AIへ学習させることで、精度向上を図っている。また、帳票の難易度に応じた特化型AI-OCRモデルやカスタマイズモデルを利用できるため、多様なニーズに対応可能だ。

利用形態に合わせた環境提供も特徴の一つで、マルチテナント型やシングルテナント、オンプレミス環境での導入が可能だ。シナモンAIは、エンドユーザー企業やシステムインテグレーター企業、BPO企業など、幅広いパートナー企業との連携を図っている。

シナモンAIは、2017年からAI-OCR「Flax Scanner」を提供しており、非定型帳票処理の分野で高精度なソリューションを提供してきた。新たに開発された「Flax Scanner HUB」は、これまでの技術資産と生成AI技術を統合し、帳票の種類を問わず高精度な情報抽出を実現する。同社は5月16日に製品紹介セミナーを開催予定で、詳細は公式HPで確認できる。

出典:プレスリリース