コグニザント(ティーネック)とGoogle Cloud(サニーベール)は、ソフトウェア開発者の生産性向上を目指し、パートナーシップを拡大すると発表した。コグニザントは、Google Cloudのジェミニを採用し、従業員に教育するとともに、社内運用とプラットフォームに統合する。これにより、開発者はAI支援ツールを用いて迅速にコードを記述、テスト、デプロイできるようになる。

コグニザントとオックスフォード・エコノミクスの研究「New Work, New World」によると、生成AIは2032年までに米国経済に最大1兆ドルを注入する可能性がある。コグニザントは、Google Cloudと共にジェミニを活用し、業界を問わず企業クライアントにメリットを提供する。クライアントはアプリケーションの構築、コードのテスト、問題解決を迅速に行い、ソフトウェア提供のパフォーマンスを最適化できる。

コグニザントのCEO、Ravi Kumar S氏は「ソフトウェア開発は生成AIによって大きく恩恵を受ける職種の一つ」と述べ、同社が生成AIに10億ドルを投資する計画を明かした。Google Cloudとのパートナーシップがこのビジョンの実現に中心的な役割を果たすとも語った。今後12力月で、Synapse initiativeに沿い、70,000人以上の従業員のスキル向上を目指す。

Google CloudのCEO、Thomas Kurian氏は「生成AIはソフトウェア提供のライフサイクルを改善する大きな可能性を持つ」とコメント。コグニザントは、ジェミニの研修と活用により、共同顧客向けのソフトウェア開発の速度と品質を向上させることができると述べた。コグニザントは、AI能力を内部運用とプラットフォームに取り入れ、プロセスを最適化し、ユーザー体験を向上させる計画だ。

出典:プレスリリース