D2C R(東京都港区)は、D2C(東京都港区)のマーケティングテクノロジー本部と共に、デジタル広告のクリエーティブ開発・運用をさらに効率化・高度化するための「キョウソウAI for text」を開発したと発表した。D2C Rがこれまでに蓄積してきた広告クリエーティブに関する知識と、「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニング機能を組み合わせることで、メディアと業種ごとに最適な広告テキストを生成することが可能になったという。

デジタル広告の運用では、広告配信時にターゲットや訴求内容に応じてテキストやクリエーティブの内容を調整し、改善しながら運用を続けることが一般的だ。しかし、予算が大きいほどテキストやクリエーティブは多くの異なるバリエーションを作成し、それらを頻繁に変更・改善する必要がある。このような状況では、質と量とスピードが同時に求められ、経験豊富なクリエーティブプランナーのスキルやノウハウが必要となるとのこと。

「キョウソウAI」は、この問題を解決するために開発された。メディアや業種ごとに最適な広告テキストを短時間で制作し、広告の効果を向上させることを目指している。D2C Rの広告効果データや効果の高い媒体テキストを業界・訴求軸・トンマナで分類し、クリエーティブプランニングのエキスパートが独自の知見を付与した上で学習させる。さらに、「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニング機能を活用し、専用アプリケーションで広告テキストの生成を行うという。

生成されたテキスト案は、クリエーティブプランニングの専門チームが選定・ブラッシュアップを行い、広告効果が高く、ブランド棄損リスクにも十分に配慮された広告テキストを従来よりも格段に速く提供することが可能になったとのことだ。

出典:プレスリリース