サンフランシスコ – Databricksは、プラットフォーム上のデータとAIワークロードの強化を目的として、GTC 2024コンファレンスでNVIDIAとの協力拡大を発表した。このパートナーシップは、Databricksの最新の資金調達ラウンドへのNVIDIAの投資に続くもので、NVIDIAの高速化されたコンピューティングとソフトウェアを活用することで、顧客にさらなる価値を提供することを目指している。DatabricksのCEO、Ali Ghodsi氏は、分析とAIの進歩を促進するパートナーシップの可能性について興奮を表明し、NVIDIAのJensen Huang氏は、企業のAI開発と効率を高めるためにデータ処理を加速する重要性を強調した。

DatabricksとNVIDIAのコラボレーションは、Databricksデータインテリジェンス プラットフォームでの生成AIソリューションの開発にまで及ぶ。Databricks Mosaic AIは、NVIDIAと協力してモデルのトレーニングと推論を行い、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングにNVIDIA H100 TensorコアGPUを利用している。さらに、Databricksはプラットフォーム全体でNVIDIAのソフトウェアを統合しており、Mosaic AI Model ServingはNVIDIA TensorRT-LLMソフトウェアの恩恵を受けて、費用対効果の高い高性能ソリューションを保証している。

Databricksは、NVIDIAのアクセラレーションコンピューティングのネイティブ サポートを、ベクトル化されたクエリーエンジンであるPhotonに組み込むことも予定されている。この統合は、データウェアハウジングと分析ワークロードの速度と効率を向上させるように設計されている。Photonを利用したDatabricks SQLは、競争力のある価格パフォーマンスのサーバーレスデータ ウェアハウスを提供することを目的としている。同社の機械学習および深層学習製品には、NVIDIA GPUを使用した事前構築済みのインフラストラクチャーが既に含まれており、ML用のDatabricksランタイムは、ユーザーの一貫した環境を促進する事前構成されたGPUサポートを提供する。

DatabricksとNVIDIAのパートナーシップにより、より多くの組織が品質と俊敏性を高めたデータおよびAIアプリケーションを開発できるようになる。データインテリジェンス プラットフォームで知られるDatabricksは、世界中で10,000を超える組織にサービスを提供しており、Lakehouse、Apache Spark™、Delta Lake、MLflowへの貢献が認められている。同社はサンフランシスコに本社を置き、世界中にオフィスを構え、世界的な存在感を維持している。

出典:プレスリリース