DataRobot(ボストン)は、NVIDIAの技術を駆使してエンタープライズ向けAIソリューションを強化すると発表。AIライフサイクル全体で世界クラスのパフォーマンスとセキュリティー、効率性を提供するとしている。NVIDIAとの連携により、AIユースケースの提供が加速される見込みだ。

同社は「NVIDIA NIMマイクロサービス」を使用し、AIモデルの展開を加速。DataRobot AI Platform内のモデルやマイクロサービスをNVIDIAデバイスで最適化し、パフォーマンスとセキュリティーを向上させる。GPU搭載インフラを活用し、ディープラーニングとLLMモデルの導入や更新、監視を迅速化する方針だ。

AIのガバナンス面では、DataRobotのカスタムメトリクスとNVIDIA NeMo Guardrailsを組み合わせ、LLMの監視と管理を強化。安全性とセキュリティー要件に合わせたモデルの適用や修正をサポートする。また、AIの構築においては、NVIDIA Nemotron-3-8B LLMを用いた本番環境でのブループリント戦略の比較や、DataRobotノートブック内でのNVIDIA RAPIDSライブラリーの活用を進める。

Venky Veeraraghavan(DataRobot Chief Product Officer)は、この提携により組織がAIソリューションを迅速に構築し、運用・ガバナンスを自信を持って行えるようになるとコメント。Anne Hecht(NVIDIA Senior Director of AI Software)も、生成AIアプリケーションが企業の生産性向上に貢献し、LLMのデプロイ時間を大幅に短縮すると述べている。DataRobotとNVIDIAの提携に関する詳細は、専用ページで確認できる。

出典:プレスリリース