デル・テクノロジーズ(米国テキサス州)は、新型サーバー「Dell PowerEdge XE9680L」を発表。このサーバーは、直接液体冷却(DLC)技術と8基のNVIDIA Blackwell Tensor コア GPUを搭載し、コンパクトながら高速処理を実現する。同社は、GPUの大規模展開を促進するため、高密度でエネルギー効率に優れたラックスケール ソリューションを提供する。

「Dell NativeEdge」は、エッジ オーケストレーション プラットフォームとして初めて登場。NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアのデリバリーを自動化し、AIアプリケーションの展開とデジタル アシスタントの導入を加速する。デル・テクノロジーズとNVIDIAの技術を組み合わせたソリューションが、AIの活用を前進させる。

「Dell PowerEdge XE9680L」は、4UサイズでNVIDIA Blackwell GPUを8基サポート。GPU密度を33%向上させ、PCIe Gen5スロットを20%増やし、ネットワーク拡張容量を2倍にした。直接液体冷却(DLC)により、冷却能力と効率が改善される。さらに、エッジ環境でのAIアプリケーション展開を加速する「Dell NativeEdge」や、デジタル アシスタントの迅速な展開を支援する「Dell Generative AI Solution for Digital Assistants」など、AI関連の機能強化が行われた。

theCUBE ResearchのDave Vellante氏は、AIの導入を簡素化する「Dell AI Factory with NVIDIA」の重要性を指摘。デル・テクノロジーズは、AIワークロードの導入を容易にするソリューションを提供する。新製品「Dell PowerEdge XE9680L」サーバーは2024年後半に提供開始予定であり、「Dell NativeEdge deployment blueprints for NVIDIA」も同時期に全世界での提供が予定されている。

出典:プレスリリース