Dentsu Lab Tokyo(東京)は、6月18日に恵比寿ガーデンホールで開催される渋谷慶一郎氏の「アンドロイド・オペラ」の一部を映像で演出。AIネットワークを用いた天使像の映像化と、子どもたちの手歌モーションをリアルタイムで組み合わせる技術を披露する。

「Super Angels」の楽曲にインスピレーションを得た映像は、岸裕真氏らが担当。手話合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」とのコラボレーションを通じ、新たな表現を追求。ウェアラブルセンシングデバイスを用いた手歌の動きを映像化し、オペラに新しい次元を加える。

このデバイスは、手歌の動きを精密に捉えるために開発されたもので、HATRAがデザインした衣装との調和も考慮。ソフトウェアでは、手歌の動きの抑揚を映像に反映させるフィルターを開発し、観客に新たな体験を提供する。

「アンドロイド・オペラ」の東京公演は、6年ぶりの凱旋となり、チケットは完売。岸裕真氏は、現代社会で変質した「天使」のイメージを再構築し、AIとセンシング技術を駆使した映像で、観客を新たな境界へと誘う。Dentsu Lab Tokyoの挑戦は、アートとテクノロジーの融合による新たな可能性を示唆している。

出典:プレスリリース