Digital Realty は、韓国の著名なモバイル銀行である KakaoBank との新たな提携を発表し、ソウルの ICN10 データセンター内に AI ラボを設立しました。この提携は、カカオバンクの AI を活用したサービスを強化し、パーソナライズされたコンテンツ作成を促進し、金融研究開発の取り組みを強化することを目的としています。

カカオバンクが ICN10 施設を選択したのは、要求の厳しい AI アプリケーションに対応する高度な冷却システムや接続性など、その高性能機能によるものです。エアアシスト液体冷却テクノロジーによりラックあたり最大 70 kW をサポートするデータセンターの能力により、生成 AI タスクに不可欠な強力な GPU サーバーの最適な動作が保証されます。

データセンターの設計は、カカオバンクの即時 AI 導入に対応するだけでなく、将来の成長に向けた拡張性も提供します。 Digital Realty の信頼性への取り組みは、ICN10 の N+1 冗長性と Uptime Institute からの Tier 3 評価によって実証され、16 年間にわたるファイブナインの可用性の実績により一貫したサービスを保証します。

Digital Realty のグローバル データセンター プラットフォームである PlatformDIGITAL® とオーケストレーション サービスである ServiceFabric™ は、それぞれ、カカオバンクのエンタープライズ エコシステム全体で安全かつ効率的なデータ アクセスを可能にします。さらに、データセンターから AWS Direct Connect への直接接続により、AWS アジアパシフィック (ソウル) リージョンへのシームレスなリンクが提供され、接続が最適化されます。ソウルのデジタル メディア シティに位置する ICN10 は、レーテンシーの短縮や全国の他の金融データ センターへの多様な接続オプションなどの戦略的利点をカカオバンクに提供します。

出典:プレスリリース