Exa Enterprise AI(東京都港区)は、日本の企業や団体に向けて生成AIサービスを提供し、業務の効率化を図る。サッポログループは、デジタルトランスフォーメーションを経営戦略の柱とし、Exa Enterprise AIの「exaBase生成AI powered by GPT-4」を試験導入。このサービスは、Microsoft社のGPTモデルを活用し、セキュリティーやプライバシーに配慮したSaaSとして提供される。

サッポログループは、Exa Enterprise AIと共同でプロンプト集を開発。これにより、稟議文書の作成や校正作業にかかる年間約1万時間の削減を見込む。生成AIの活用により、業務の質と生産性の向上を目指す。今後、試験導入の成果を踏まえ、業務プロセスの改善や創造性の向上につなげる計画だ。

exaBase生成AIは、2023年6月のサービス開始以来、約4万ユーザーに利用されている。セキュリティーやコンプライアンスに配慮し、管理者が利用状況を把握できる機能を備えている。データは日本国内で処理され、顧客独自のファイルを基にした対話・生成が可能。詳細は「https://exawizards.com/exabase/gpt」で確認できる。

Exa Enterprise AIは、2023年10月に設立された企業で、生成AIを活用したサービスの開発・販売を行っている。代表取締役は大植択真。一方、エクサウィザーズ(同じく東京都港区)は、AIを活用したサービス開発で産業革新と社会課題の解決を目指す企業である。

出典:プレスリリース