エクサウィザーズ(東京都港区)は、同社のAIアプリケーション開発環境「exaBase Studio」のテンプレート「RAGOps」がAWSの「Amazon Bedrock」に対応したと発表。これにより、顧客はAmazon Bedrockで最適なモデルを選択し、業務データを安全に連携して生成AIを迅速に開発・利用できるようになる見込み。提供開始は2024年5月の予定。

生成AIの活用が進む中、エクサウィザーズはexaBase Studio上でRAG※を用いた回答品質の継続的な改善を可能にする「RAGOps」を設計。これにより、データ管理やAI、ソフトウェア処理の追加や組み替えが可能となり、プロトタイプを動かしながらの開発が行える。

AWSの支援を受け、エクサウィザーズはexaBase Studioを通じてAmazon Bedrockを直接呼び出す設計を実現。これにより、AWSユーザーは業務データをより安全に生成AIと送受信できるようになる。Amazon Bedrockは、AI21 LabsやMetaなどが提供する生成AI基盤モデルをAPI経由で利用できるサービスで、マルチモーダルなデータにも対応。

RAGOpsは、exaBase StudioとAmazon Bedrock間のデータ通信を閉域化し、セキュアな利用を実現。Amazon Bedrockはデータ保護機能を備え、ISOやHIPAA、GDPRに準拠。RAGOpsは2024年5月からexaBase Studioのテンプレートとして提供され、エクサウィザーズはAWSと協力し、顧客への新たな価値提供を目指す。

出典:プレスリリース