シナモンAI(東京都港区)は、AI-OCR「Flax Scanner」の新モデル「Flax Scanner for 貿易書類 Packing List汎用モデル」を5月14日から販売すると発表した。このモデルは、貿易書類のPacking Listから29項目を自動でテキストデータとして抽出する機能を持つ。

同社はこれまでにも、貿易書類向けのAI-OCRモデルを提供しており、非定型帳票の読み取りに特化した技術を用いている。新たなモデルでは、特に重要な16項目については、文字単位で平均92%、項目別で平均87%の高精度読み取りが可能だという。

貿易書類を扱う様々な企業が導入可能で、UIを介した操作やAPI提供、カスタマイズ提案なども行っている。シナモンAIは、専用モデル構築のコストと時間を削減し、貿易業界のDXを支援することを目指している。

また、4月23日にはAI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」も発表しており、このプラットフォームを通じて、今回発表されたモデルを含む多くの帳票特化型AI-OCR汎用モデルが利用可能である。同社は、IDP技術を駆使し、企業のハイパーオートメーション実現に貢献していく方針だ。

出典:プレスリリース