ペアチル(東京都港区)は、AIとひとり親からのコメントを提供する掲示板サービス「ペアチルの泉」を開始した。日本国内で初めての試みとして、ひとり親家庭の情報格差解消に貢献することを目指す。

同サービスは、ひとり親が直面する時間、気力、スキルの不足を補い、情報交換を容易にすることを意図している。代表理事の南翔伍氏は、自身の母子家庭での経験から情報の重要性を認識し、「ペアチルの泉」の構想を練った。

「ペアチルの泉」では、大規模言語モデルを活用したAIを導入し、シンプルなUIで利用者が情報を求めやすい環境を提供する。子育てや生活に関する様々なカテゴリーで意見交換が可能で、共同親権に関する議論なども行われている。

ペアチルは、経済力の差による機会の不平等を解消したいという想いから、すべてのサービスを無償で提供している。利用者からの要望に応える形で「ペアチルの泉」を実現し、ひとり親家庭の支援を進めている。

出典:プレスリリース