Finastraは、高度なデータとAI機能を使用して金融ソフトウェアアプリケーションとサービスを強化するためにDatabricksと提携した。このパートナーシップは、生成AIを含むAIテクノロジーを自社の製品に統合することで、Finastraの世界中の顧客およびパートナーベースに提供される価値を向上させることを目的としている。この取り組みは、Finastraの製品開発の品質、効率、セキュリティーを強化するとともに、新しいソリューションの市場投入までの時間を短縮することを目的としている。

同社は、Databricksのテクノロジーを活用した新しいデータプラットフォームであるSecure Zoneを導入した。Secure Zoneは、バッチデータとリアルタイムデータの両方の取り込み、エンジニアリング、分析など、堅牢なデータ処理向けに調整されている。Finastraの開発者が生成AIを含むAIで革新し、プロトタイプや量産モデルを開発するためのサンドボックスを提供する。さらに、Secure Zoneはさまざまなタスク用の言語モデルアプリケーションを提供しており、Finastraのクライアントはこのプラットフォームを利用して、Finastraの技術専門知識のサポートを受けてデータ駆動型の製品やモデルを作成することもできる。

金融業界における生成AIへの関心の高まりを反映して、Finastraの調査は、意思決定者の間でこのテクノロジーに対する大きな傾向が見られることを示している。この傾向に合わせて、同社はGen AIを自社のソリューションに統合し、顧客がテクノロジーの実用的なアプリケーションを検討できるようにしている。Finastraはまた、Bing Enterprise Chatなどのツールへのアクセスを提供したり、Microsoft 365 Copilot Early Access Programに参加したりすることで、従業員への投資も行っており、Gen AIの教育と実装を通じて生産性を向上させることを目指している。

出典:プレスリリース