ファインデックス(東京都千代田区)の子会社フィッティングクラウドは、京都大学医学部附属病院との共同研究で「CocktailAI」を開発。このソリューションは「DocuMaker*」で6月3日から使用できるようになった。医療文書の作成を助けることで、医師の負担を軽減する目的がある。

医療現場では、医師の業務量削減が求められている。診療録や退院時サマリなどの文書作成は、ガイドラインに従い手間がかかる作業だ。しかし、生成AIを用いることで、これらのタスクを効率化し、医師の負担を減らすことが期待される。

「CocktailAI」はテンプレートを活用し、必要な文書を生成する。特許出願中(特願2024-078637)のこの技術は、実証実験でその効果が確認された。生成AIによる文書の大部分が、少ない修正で使用可能であり、医師の作業軽減に寄与する。

今後、「CocktailAI」はさらに進化し、ファインデックスの電子カルテREMORAや他社製品への組み込みも進められる。多くの医療機関での利用拡大を目指し、医師の負担軽減に貢献する計画だ。「CocktailAI」は「DocuMaker version 3」で利用可能で、製品ページと紹介動画が公開されている。

出典:プレスリリース