Google Cloudパートナーである Syntheizedは現地時間7月21日に、企業向けのAI主導のデータ変換ソリューションの提供を開始した。このソリューションは、BI/分析、機械学習、アプリケーション開発、テストなどのさまざまなワークフローにおいて、バランスの取れた高密度で優れた品質のデータを保証し、厳格なコンプライアンス基準を遵守しながら、組織を強化する。


今回提供するSynthesized Scientific Data Kit (SDK)は Google Marketplaceで入手できる。このSDKの AI主導のデータ生成機能により、データのサイズを適切に調整できるようになる。SDKがデータ品質とML/AIモデルのパフォーマンスに与える影響は大きく、モデルのパフォーマンスが最大15%向上するという。

データ品質だけでなく、SDKはデータアクセスを高速化し、取得コストを削減し、BI/分析のための洞察の提供をより迅速にする。結果として開発者の生産性を向上させ、市場投入までの時間を短縮するという。

企業にとってデータプライバシーとコンプライアンスは最重要の懸案事項だが、SDKは複雑なデータ プライバシー要件を具体的なデータ変換に体系化することでこれらに対処する。それにより、クラウド イニシアチブで機密データを扱う際のシームレスなコンプライアンスが確保され、データ パイプラインとワークフローのクラウドへの移行が合理化されるという。

Synthesize社の創設者兼 CEOであるNicolai Baldin博士は、同社が持つ専門知識により各企業が自信を持って機密データとアプリケーションをクラウドに統合できると強調した。