HACARUS(京都市中京区)は、建設現場のKY活動を支援するアプリ「HACARUS KY」の新機能を発表した。このアプリは、作業名を入力するとAIが労働災害事例や危険ポイントを検索し、提案する機能を持つ。2023年8月の発売以来、ユーザーのフィードバックを取り入れながら改善を重ねてきた。

新機能では、AIがイラスト付きで労働災害事例や危険ポイントを提案する。これにより、情報が一目で理解しやすくなった。また、自社の事例をデータベースに追加し、KY活動に活用できるようになった。さらに、KY活動の質を数値化するレポート機能や、安全パトロール時にQRコードでKY情報を確認できる機能も追加された。

開発の背景には、KY活動の属人化やマンネリ化を防ぎ、デジタル化による業務効率化を目指すという目的がある。多くの顧客が業務効率化を求めており、形骸化するKY活動の質の向上が課題とされている。HACARUSは、顧客の意見を反映し続け、建設業の労働災害リスク低減に貢献する方針だ。

導入にかかる費用は初期費用が100,000円(税込110,000円)、月額費用が30,000円(税込33,000円)で、KYシートの作成上限は500枚まで。それを超える場合は追加料金が発生する。アカウント発行は無制限で、協力会社との共同利用が可能となっている。

出典:プレスリリース