HACARUS(京都市)は、製造現場の安全を高めるためのAI技術を開発。カメラとAIを組み合わせ、24時間体制でのリアルタイム監視を可能にし、労働者の安全を守る新たなシステムを提供する。

同社のAIソフトウェアは、小型カメラで撮影した映像を解析。事故や危険の兆候を即座に検知し、作業員や責任者にアラートを送信。アラート前後の自動録画機能により、事故の原因分析や再発防止策の検討に役立てることができる。

東京エレクトロンは、HACARUSと共同でAI開発に取り組んでいる。半導体業界の人材不足と安全確保の重要性を背景に、労働者の安全意識向上と事故防止に努めている。また、1月24日から東京ビッグサイトで開催される「スマート工場EXPO」にて、このAIを用いた労災防止のデモを実施予定だ。

HACARUSは、2014年設立以来、AIソリューションを通じて多くの企業の問題解決に貢献。少量データから高品質なAIモデルを開発し、製造業のスマートファクトリー推進に注力している。同社の技術は、人とAIの共存する未来を目指し、効率化と省人化を実現するためのものだ。

出典:プレスリリース