ヘッドウォータース(東京都新宿区)は、日本マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」を活用し、音声や画像・映像を組み合わせたマルチモーダルAIを搭載したモバイルアプリ開発支援「マルチモーダルAI Mobile App Copilot」サービスをBtoC企業向けに提供開始。同社はこれまで、LLMを用いたRAGシステムや伴走型ラボなどを多くの企業に提供してきた。

2024年に入り、生成AIを事業に活用する企業ニーズが高まる中、ヘッドウォータースはエンドユーザー向けモバイルアプリ開発に最新技術を取り入れる相談を受け、これに応える形で新サービスを開始。同サービスは、顧客企業が独自のモバイルCopilotアプリを開発できるよう支援し、提案や受注も順調に進んでいるという。

「マルチモーダルAI Mobile App Copilot」は、企業独自のデータを学習したRAG型Copilotをモバイルアプリに搭載する開発支援サービス。ユーザーの「副操縦士」として、複雑なタスクを支援するアプリとUX、モバイルバックエンドを提供。さらに、生成AIモバイルエージェント、ユニバーサルデザイン対応、ユーザーステータス対応生成AI、CopilotドリブンなアプリUX、マルチプラットフォーム化を実現するSyncLect Generative AIなど、多様なメニューで構成されている。

マルチモーダルAIは、テキスト、音声、画像・映像などの情報を利用して高度な判断を行うAIで、LLMを超えた新しいコンテンツ生成が可能。世界市場は2023年の10億米ドルから2028年には45億米ドルに成長すると予測されており、ヘッドウォータースはこの分野でのさらなる展開を目指している。

出典:プレスリリース