アイアクト(東京都千代田区)は、立正大学のWebサイトにAI検索機能とChatGPT要約回答を組み合わせた「Cogmo Enterprise 生成AI」を導入した。このシステムは、約8,500ページに及ぶHTMLとPDFファイルを対象に、ユーザーが求める情報を効率的に提供する。立正大学は、サイトの使いやすさと情報アクセスのストレス軽減を目指し、新たな検索ツールの採用を決定した。

「Cogmo Enterprise 生成AI」は、検索窓に入力された単語や文章から、キーワードマッチにとどまらず、AIが関連性を判断して検索結果を提示する。さらに、ChatGPTがサイト内の情報を参照し、適切な補足文を生成する。ユーザーは、検索結果ページを開く前に、知りたい内容の概要を得ることができる。

この新システムの導入により、ユーザーは立正大学のWebサイトから的確な情報を得ることが容易になった。また、複数のサテライトサイトを横断する検索も可能となり、総合的な情報へのアクセスが向上した。立正大学は、検索ログを分析してユーザーニーズを把握し、検索精度の向上とWebサイトの情報更新を進める計画だ。

アイアクトは、Cogmo製品シリーズの機能拡充を通じて、AIの活用促進と生産性向上に寄与する方針を示している。同社の取り組みは、今後も多くの組織の情報提供力強化に貢献すると見られる。

出典:プレスリリース