イトーキ(東京)は、オフィスのデジタルトランスフォーメーションを推進する「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の強化を目指し、燈(東京)との共同開発契約を締結した。両社は、オフィスレイアウトや家具データ、活動データを組み合わせ、空間と人の関連性を考慮したオフィス提案を目指す。

開発されるオフィスデザイン自動生成AIは、「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」に蓄積されたデータを基に、多様なオフィスデザインを自動で生成。燈の空間スキャン技術を用いてデジタルツインを迅速に構築し、オフィスデザインのシミュレーションを可能にするアプリケーションも開発する。

イトーキの湊宏司社長は、新中期経営計画の一環として、オフィス家具のIoT化と空間センシングを活用したデータドリブンなサービス開発を進めると述べた。また、燈の野呂侑希CEOは、同社の技術を生かし、オフィスレイアウトの自動認識や最適なレイアウト提案を行うAIの開発に取り組むとコメントした。

両社は、この共同開発を通じて、オフィスワーカーの生産性向上に貢献し、顧客の人的資本経営を支援する。新サービス「Data Trekking」のローンチに続き、今後もオフィス環境の改善に向けた取り組みを進めていく。

出典:プレスリリース