JAPAN AI(東京都新宿区)は、話者を分離した状態で世界最高精度と高速の文字起こしを行う“Geniee Speech AI”を開発した。この技術は、記録業務の自動化と効率化を可能にする。OpenAIの“whisper large-v3”に準拠し、その速度は18倍に達するという。

議事録などの記録作業は自動化による工数削減が期待されているが、精度の問題や話者分離の必要性から完全な自動化は難しい状況だった。しかし、Geniee Speech AIは、これらの課題を解決し、即時の会話内容確認やインフラコストの削減を実現する。

Geniee Speech AIは、文字起こしから話者分離までを一括で行うため、専用システムの実装や運用にかかるコストと時間を削減する。これにより、企業は話者分離された会話を自動で記録できるようになる。

さらに、Geniee Speech AIはさまざまなシステムと連携可能で、SFAやCRMなどのシステムへの会話記録を自動化する。これにより、記録作業の手間を減らし、社内でのシステム利用を促進する。JAPAN AIは、開発不要で多様なシステムとの連携を目指し、技術の進化を続ける予定だ。

出典:プレスリリース