Exa Enterprise AI(東京都港区)は、JR東日本(東京都渋谷区)が「exaBase IRアシスタントpowered by ChatGPT API」の試験導入を開始したと発表。JR東日本はデジタル技術を駆使し、サービス品質の向上と業務効率化を目指す「JR東日本のDX」を推進中。今回の導入は、資料作成などの業務改革に貢献することが期待される。

JR東日本グループは「変革2027」の達成に向け、デジタル技術を用いた業務改革に注力。2023年10月にはデータ利活用と生成AIの活用を目的とした「Digital & Dataイノベーションセンター」を設立。12月にはデジタル人材の育成を発表し、今回の「exaBase IRアシスタント」試験導入に至った。

「exaBase IRアシスタント」は2023年5月にβ版をリリースし、10月には製品版が提供された。多くの上場企業から関心を集め、東証プライム、スタンダード、グロース市場の企業で導入が進む。決算対応や株主総会での活用が中心で、総務、法務、経営企画、経理など多岐にわたる部署で利用が始まっている。

「exaBase IRアシスタント」は、IR文書をデータソースに、生成AIが企業固有の情報を含む質問と回答案を自動生成する。今後も新機能のリリースや外部情報との連携を予定し、プロダクトの利便性向上を図る。サービス詳細は公式サイトで確認できる。https://exawizards.com/exabase/ir-assistant

出典:プレスリリース