カラクリ(東京都中央区)は、コールセンター業務の効率化を目指し、生成AIを活用したメールドラフト作成機能を「KARAKURI assist」に追加した。リックテレコム社の調査によると、コールセンターの40%以上が「メール作成支援」を求めており、カラクリの新機能はこのニーズに応えるものだ。

「KARAKURI assist」は、メールを転送するだけで、AIが社内ナレッジを検索し、返信ドラフトを自動生成する。就業時間外でもドラフトの作成が可能で、生産性の向上が見込まれる。将来的にはCRMや基幹システムとの連携も計画されている。

このツールはChrome拡張機能として提供され、メールツールや管理画面上で直接使用できる。AIによる改善依頼を通じて、ドラフトの質を向上させることも可能だ。メールの要約や感情絵文字の表示など、柔軟な機能も搭載されている。

イーコマースフェア東京2024にて、カラクリは「KARAKURI assist」のデモンストレーションを行う予定だ。同社は、カスタマーサポートのAI化を推進し、多くの企業に採用されている「KARAKURI chatbot」などを開発している。

出典:プレスリリース