Microsoftは、コラボレーションとハイブリッド会議エクスペリエンスの向上を目的として、TeamsのCopilot機能の機能強化を発表した。同社の調査によると、ユーザーはAI支援によりタスク当たり平均11分を節約でき、11週間後にはほとんどのユーザーが生産性の大幅な向上と会議時間の短縮を報告している。

5月には、Teams会議がCopilotでアップグレードされ、会議のチャットとトランスクリプトの両方から洞察が提供され、ディスカッションのより包括的なビューが提供される。さらに、チャット作成ボックスの新機能により、ユーザーはCopilotにメッセージの書き換えを促し、CTAやクリエーティブな言語スタイルなどのカスタマイズを追加できるようになる。

6月には、TeamsのVoIPおよび公衆交換電話網通話に対するインテリジェントな通話リキャップが導入され、AIを活用して洞察と要約が提供される。この機能は、TeamsのプレミアムおよびCopilotサービスの一部になる。Microsoftは、クラウドAIを使用して室内の参加者に個別のビデオフィードをより鮮明に提供するIntelliFrameによるハイブリッドミーティング エクスペリエンスの強化にも注力しており、間もなく自動カメラ切替機能が搭載される予定だ。

さらに、Windows上のTeams Roomsの発言者認識機能が向上し、会議記録の正しい参加者による発言が特定される。2024年4月に利用可能になる音声分離機能は、周囲の騒音を除去することで、騒がしい環境にいるユーザーを支援する。Microsoftはまた、Windows Autopilotを使用してTeams Roomsの展開を合理化し、IT管理者のセットアップ時間を短縮している。

BYODエコシステムは、BYOD周辺機器用のIT管理ツールとともに、共有ディスプレーモードとインテリジェント スピーカーのサポートによって拡大している。Teams Phoneは、サービスレベル アグリーメントを99.999%の稼働時間に更新し、存続可能な通話機能を拡張している。新しいパートナーシップにより、Teams Phone Mobileがより多くのユーザーに提供され、Teamsとモバイルデバイス全体で統一された番号が提供される。

最後に、Teamsは顧客との通話を管理するための新しいQueuesアプリで顧客対応の役割を強化している。現在プライベートプレビュー段階にあり、6月に一般公開される予定だ。Copilot for Serviceもアップデートを受け取り、エージェントのケース管理や顧客対応を支援する。Microsoftは、全てのユーザーに利益をもたらすために、CopilotエクスペリエンスとTeamsの中核となる基礎を改善することに引き続き取り組んでいる。

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