みずほフィナンシャルグループ(東京)と日本IBM(東京)は、AIおよびデータ・プラットフォーム「watsonx」を用いた共同実証実験を行い、システム運用の品質向上と効率化を図った。実験では、エラーメッセージの監視と対応において98%の精度を達成し、運用の自動化に向けた拡張検証を予定している。

銀行システムの運用では、エラー検知後の迅速な復旧が重要だが、従来の手法では時間がかかることが課題だった。そこで、みずほと日本IBMは、watsonxの基盤モデルを活用し、エラー検知の効率化を目指す実証実験を実施。生成AIと連携させ、復旧スピードの向上が期待される結果を得た。

さらに、watsonxの利用により、オンプレミスでの稼働や監視・運用メニューの柔軟な設定変更が可能になる。みずほと日本IBMは、watsonxを本番環境に適用し、インシデント管理と障害分析の高度化を図る計画だ。これにより、運用のさらなる効率化と高度化が進む見込みである。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、watsonxは、International Business Machines Corporationの商標または登録商標である。詳細な商標リストは、IBMのウェブサイトで確認できる。

出典:プレスリリース