N-able, Inc.は、サービスプロバイダーのIT管理の強化を目的として、N-central RMMプラットフォームの大幅なアップデートを発表した。このプラットフォームでは、新しいmacOSエージェントやApple用デバイスマネージャーなど、Appleデバイスの高度な管理が提供されるようになり、iOSおよびmacOSデバイスの処理が簡素化される。このアップデートにより、Apple Business Managerのゼロタッチ自動登録や、さまざまなAppleデバイス間でApp Storeの購入を管理できる機能も提供されるという。

同社は生成AIを統合してスクリプト作成を合理化し、ITプロフェッショナルがタスクをより効率的に自動化できるようにした。この機能は、ユーザーの既存のChatGPTプライベートアカウントを利用してデータの機密性を維持する。さらに、このプラットフォームにはPowerBIベースの分析およびレポートツールが含まれており、詳細なデータ分析と傾向検出のための既成のカスタマイズ可能なダッシュボードを提供するという。

SentinelOneを活用したEndpoint Detection and Response(EDR)とCove Data Protectionによるクラウドファーストのバックアップ ソリューションのより緊密な統合により、セキュリティーとデータ保護も強化された。これらの機能強化は、Microsoft Azureへのスタンバイイメージや最適化されたOneDriveおよびSQLバックアップなどの機能とともに、迅速なランサムウェア軽減と高度な脅威保護を提供することを目的としているという。

今後を見据えて、N-ableは次の四半期に、新しいRESTベースのエンドポイントを備えた更新されたAPIやMicrosoft Cloud管理機能の改善など、さらなるアップデートを導入する予定だ。これらの今後の機能は、N-centralユーザーのIT管理プロセスをさらに合理化するように設計されているとのことだ。

出典:プレスリリース