ネットアップ合同会社(東京都中央区)は、Google Cloudとの提携を強化し、新たなサービスレベル「Flex」を含むGoogle Cloud NetApp Volumesの拡張を発表。Flexは、1GiBから100TiBのストレージボリュームをサポートし、最大1GiB/秒の性能を提供。AIなど多様な用途に適応する柔軟性を備えている。

同社は、Google Cloud Vertex AIプラットフォームを活用した生成AIツールキットのプレビュー版も公開。このツールキットは、企業が自社データを生成AIやハイブリッドクラウドワークロードに容易に活用できるよう支援する。NetAppのPravjit Tiwana氏は、データ管理の新しいアプローチが必要との認識を示し、柔軟なフォームファクタを提供することで、企業のデータ運用を強化すると述べた。

Google CloudのSameet Agarwal氏は、NetApp Volumesが企業のデジタル変革において重要な役割を果たすと強調。Flexサービスレベルは2024年第2四半期に15の地域で利用可能となり、年末までに他地域への展開も予定されている。

SADAのMiles Ward氏は、生成AIが企業にとって大きなチャンスであると指摘。NetAppとVertex AIの技術を組み合わせることで、顧客のAI活用を加速させることが可能だと述べている。生成AIツールキットは2024年後半にパブリックプレビューとして提供される予定だ。

出典:プレスリリース