dotData(カリフォルニア州)は、「dotData Feature Factoryバージョン1.1」をリリースした。新バージョンはデータ品質の向上やユーザー定義の特徴量のサポートなど、多くの機能を追加。CEOの藤巻遼平氏は、生成AIを活用したデータとドメイン知識の融合により、ユーザーに高次元のデータインサイトを提供すると語る。

dotData Feature Factoryバージョン1.1は、データ品質の自動評価機能を強化。目的変数の分布偏りやデータ範囲などの品質問題を検出し、改善策と実行可能なコードを提示する。これにより、ユーザーは迅速にデータ品質の問題を特定、修正し、品質の高いデータで特徴量設計が行える。

また、PyCaret AutoMLとの連携により、機械学習の自動化サポートが強化された。ユーザーはdotData Feature Factoryで発見した特徴量をPyCaretを通じて評価し、予測モデルを最適化できる。この統合により、データ加工から機械学習までのプロセスを迅速に検証する自動化の利点を享受できる。

ユーザー定義の特徴量をサポートする新機能も導入された。特徴量記述言語やSQLトランスフォーマーを用いて、ユーザーは独自の特徴量を定義し、dotDataのAI特徴量と統合することが可能になる。さらに、生成AIによる特徴量設計支援機能がプレビューサポートされ、ユーザーはコーディングなしで特徴量を定義できるようになった。

出典:プレスリリース