NVIDIA(シアトル)は、Microsoft Azure上で企業やスタートアップ向けにカスタム生成AIアプリケーションの開発とチューニングを強化するAIファウンドリサービスを発表した。NVIDIA AIファウンドリサービスは、NVIDIA AI Foundationモデル、NVIDIA NeMo™フレームワークとツール、NVIDIA DGX™ Cloud AIスーパーコンピューティングサービスの3つの要素で構成され、企業がカスタムの生成AIモデルを作成するためのエンドツーエンドのソリューションを提供しているという。

このサービスを利用する企業は、カスタマイズしたモデルをNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアで展開し、インテリジェントな検索、要約、コンテンツ生成などの生成AIアプリケーションを強化できる。業界のリーダーであるSAP、Amdocs、Getty Imagesは、このサービスを利用してカスタムモデルを構築している先駆者となっているという。

NVIDIAの創業者/CEOであるジェンスンフアン氏は、「企業は、自社のデータという独自のDNAを基にトレーニングされた専門スキルを実行するカスタムモデルを必要としている。NVIDIAのAIファウンドリサービスは、NVIDIAの生成AIモデルテクノロジー、LLMトレーニングの専門知識、巨大規模のAIファクトリーを組み合わせたもの。NVIDIAはこれをMicrosoft Azureに構築し、世界中の企業がカスタムモデルをMicrosoftの世界をリードするクラウドサービスと接続できるようにした」と述べている。

また、Microsoftの会長兼最高経営責任者であるSatya Nadella氏は、「NVIDIAとのパートナーシップは、シリコンからソフトウェアに至るまで、Copilotスタックのあらゆるレイヤーに及んでおり、AIの新時代に向けて共にイノベーションを起こしている。Microsoft Azure上のNVIDIAの生成AIファウンドリサービスにより、私たちは企業やスタートアップ企業がクラウド上でAIアプリケーションを構築、展開するための新たな機能を提供する」と述べている。

出典:プレスリリース