NVIDIAは、COMPUTEX 2024での最新の発表により、アーティストとゲーマー両方のクリエーティブプロセスの強化において大きな進歩を遂げた。このテクノロジー大手は、AIパフォーマンスを向上させるRTX Tensorコアを搭載したASUS ProArt PX13およびP16、MSI Stealth 16 AI+などの新しいGeForce RTX AIノートPCを発表した。これらのノートPCは、200を超えるRTX AIアクセラレーションデバイスの既存のラインアップを拡大し、クリエイターにプロジェクトのための強力でエネルギー効率の高いツールを提供する。

ビデオ強化の分野では、NVIDIAのRTX Videoスイートが、一般的なブラウザーやメディアプレーヤーでの視聴体験を変革しようとしている。RTX Video Super ResolutionやRTX Video HDRなどのテクノロジーが間もなくVLC Media Playerで利用できるようになるため、ストリーミングコンテンツはより鮮明で鮮やかな映像で強化される。さらに、DaVinci ResolveやWondershare Filmoraなどのクリエーティブアプリケーションは、これらのAI駆動型ビデオエフェクトを統合しており、DaVinci Resolveは、ビデオエンコーディングの効率を向上させるために、NVIDIAの新しいH.265超高品質モードも採用している。

NVIDIAは、ゲーミングコミュニティー向けに、高度なライティングとテクスチャを使用してクラシック ゲームをリマスターするためのツールであるRTX Remixプラットフォームを公開している。RTX Remixをオープンソースにして新しいREST APIを導入することで、NVIDIAはモッダーがプラットフォームをBlenderやHammerなどの他のツールと統合できるようにし、より協力的なモッディングエコシステムを育成する。さらに、NVIDIA DLSSテクノロジーはクリエーティブアプリで引き続き採用されており、3DモデリングプラットフォームWompは、レイトレーシング ビジュアルを強化するためにDLSS 3.5を組み込んでいる。

最後に、NVIDIAは、PCゲームやアプリケーション向けのRTX搭載AIアシスタンスのデモであるProject G-Assistを披露し、高フレームレートのAV1ビデオキャプチャーと簡素化されたパフォーマンス チューニングを含むアプリのベータアップデートをリリースした。最新のGame ReadyドライバーとNVIDIA Studioドライバーが利用可能になったことで、NVIDIAは、パフォーマンスと視覚的忠実度を向上させる高度なツールとテクノロジーで、クリエーティブコミュニティーとゲーム コミュニティーを継続的にサポートしている。

ソース:NVIDIA Newsroom