NVIDIAは、2つの新しいモデルファミリであるPhi-3とGranite Codeを導入し、AIテクノロジーの最新の進歩を発表した。これらの追加は、さまざまなアプリケーションにわたってAI基盤モデルの機能を強化するという同社の継続的な取り組みの一環だ。

Microsoftが開発したPhi-3シリーズには、パフォーマンスと計算効率の両方を優先するさまざまな小規模言語モデル(SLM)が含まれている。これらのモデルは、コンテンツ生成、要約、感情分析などのタスクに適している。NVIDIA APIカタログには現在、中規模、小規模、ミニ、およびテキストと視覚データを解釈できる特殊なビジョンモデルなど、複数のPhi-3モデルが掲載されている。

言語モデルに加えて、NVIDIAのリリースではIBMのGranite Codeモデルが強調されている。これらのモデルはプログラミング支援用にカスタマイズされており、コードの生成、デバッグ、コードセグメントの説明が可能だ。116のプログラミング言語にわたるトレーニングにより、Granite Codeモデルはコーディング効率を高めることができ、エンタープライズ展開に適している。

NVIDIAは、NVIDIA TensorRT-LLMを使用してこれらのモデルを最適化し、レーテンシーとスループットを改善することにも注力している。同社のNVIDIA NIMマイクロサービスはこれらのAIモデルの導入を容易にし、より幅広い開発者がAIをアプリケーションに統合できるようにする。NVIDIAは、Llama3-70B、Llama3-8B、Gemma 2B、Mixtral 8X22Bなど、さまざまなモデルを完全に高速化したスタックでサポートできるよう、業界のリーダーと連携し続けている。

ソース:NVIDIA Developer Blog