Ontotextは、組織がテキスト分析サービスを開発する機能を強化するOntotext Metadata Studio (OMDS) 3.7の最新バージョンを発表した。新しいリリースでは、迅速な自然言語処理プロトタイピングを提供することで、テキスト分析の作成、評価、改良のプロセスを簡素化する。この革新により、特定のドメインの知識に合わせた反復的な開発が可能になる。

同社のAI-in-Actionイニシアチブは、このアップデートにおいて極めて重要な役割を果たし、データサイエンティストやエンジニアに高度なAIツールを提供する。OMDS 3.7では、Common English Entity Linking (CEEL)サービスが導入されている。このサービスは、人、組織、場所などのさまざまなエンティティの言及にタグを付け、ウィキデータ表現にリンクすることに優れている。この機能は、約1億のエンティティで構成されるウィキデータの広範なナレッジグラフを活用し、組織が約4,000万の概念を認識して利用して、情報抽出とナレッジグラフの強化を強化できるようにする。

OMDS 3.7の利点は、コンテンツ管理と分析のさまざまな側面に広がる。テキストをウィキデータのエントリーにリンクし、コンテンツのタグ付けと分類を自動化し、コンテンツを充実させて検索の精度とSEOを向上させることで、コンテンツの発見可能性を高める。さらに、非構造化コンテンツからの情報抽出が効率化され、市場動向の迅速な分析が容易になる。

Ontotextの最新アップデートでは、ユーザーがエンティティを内部分類や参照データにリンクできるようになり、組織の知識とウィキデータのグローバル参照体を統合する包括的なナレッジグラフの作成が促進される。このプラットフォームの堅牢なモデリング ツール、ユーザーフレンドリーなインターフェイス、詳細なレポート機能は、テキスト分析サービスの精度と品質の向上に貢献する。Ontotextのサービスの詳細については、興味のある方は同社のウェブサイトをご覧ください。

出典:プレスリリース