Operaは、NASDAQにティッカーOPRAで上場しているノルウェーのブラウザー会社で、主力のAI中心ブラウザーであるOpera Oneを新機能で強化している。同社は、Ariaという名前のネイティブAIを統合するためにブラウザーを再考した。これは、追加のサービスや拡張機能を必要とせずにウェブブラウジングを改善することを目的としている。GPTベースのソリューションであるAriaは、ブラウザーのコマンドラインとサイドバーからアクセスできるため、生産性が向上し、よりクリエーティブなインタラクションを提供できるように設計されている。

同社はまた、ユーザーが実験的なAI機能に早期にアクセスできるようにするAI Feature Dropsプログラムも開始した。EVPのKrystian Kolondra氏が説明したこの取り組みでは、最も熱心なユーザーに新しいAI機能をテストしてフィードバックを提供するよう呼びかけている。OperaのAIへの取り組みは、ゲーマー向けのOpera GXやAndroidおよびiOS向けのモバイルブラウザーなど、他の製品にも広がっている。EUデジタル市場法に従い、OperaはiOSユーザーに包括的なOpera Oneエクスペリエンスを提供する準備ができている。

AIへの取り組みを強調する動きとして、Operaはアイスランドのケプラヴィークにグリーンエネルギーを利用した新しいAIクラスターの開設を発表した。このデータセンターは、NVIDIA H100 TensorコアGPUを搭載したNVIDIA DGX SuperPODであり、OperaのAIワークロード用のスーパーコンピューティングクラスターとして機能する。Operaは、その独特で安全な機能を求めてOperaのウェブブラウザーを選択する何億人ものユーザーによって証明されているように、全てのデバイスで優れたインターネットブラウジング エクスペリエンスを提供することに引き続き注力している。

出典:プレスリリース