オリオンスターロボティクスは、新たなマルチリンガル大規模言語モデル「Orion-14B」を発表した。このモデルは140億のパラメータを持ち、2.5兆トークンのデータセットでトレーニングされている。中文、英語、日本語、韓国語など多言語に対応し、多様なタスクで高い性能を実現している。

「Orion-14B」は、他の同規模モデルと比較しても優れたパフォーマンスを示している。特に日本語と韓国語において強い対応力を持ち、人間の注釈付きブラインドテストで高性能を発揮。長文対応バージョンは20万トークンまでサポートし、量子化バージョンではモデルサイズを70%縮小しつつ、推論速度を30%向上させている。

同社は「Orion-14B」シリーズに7つの特化したモデルを含めており、各シナリオに応じた特徴を持つ。企業向けには、このモデルを基にしたアプリケーションソリューション「ChatMax」も提供。今後、OrionStarはMoEを基にした生成式AIの開発を進める予定だ。

オリオンスターロボティクスは2016年に設立されたサービスロボットソリューション企業で、AIロボットの全モジュールを自主開発している。技術詳細は公式GitHubページで確認できる。公式サイトや総代理店双日ロボティクスのサイトも参照可能だ。

出典:プレスリリース