PagerDuty, Inc.は、2024年のデジタルオペレーションの現状レポートを発表し、来年のビジネスおよび技術リーダーの戦略と課題についての洞察を提供する。このレポートは、さまざまな業界のリーダー350人を対象に調査を行ったもので、大規模な業務変革を形作るイニシアチブと予算戦略に焦点を当てている。不確実な経済環境の中、リーダーたちはリスク管理、収益の増加、組織の回復力を強化するためにIT運用予算の拡大に注力している。

この調査では、顧客対応のインシデントが前年比で13%増加しており、複雑さとリスクが増大していることを示している。企業は中堅企業に比べてインシデントの急増を経験している。クラウドサービスとストレージへの投資は重要な焦点であり、リーダーの77%がこれらの分野への支出を増やすことを計画している。セキュリティーも重大な懸念事項として浮上しており、45%がセキュリティーを優先事項のトップ3に挙げており、73%がセキュリティー予算の増額を期待している。

ビジネスリーダーと技術リーダーの間でイノベーション導入の有効性についての視点は異なっているが、人工知能を業務に統合することの重要性については一致している。レポートによると、回答者の71%がAIおよび機械学習の予算を増やす予定である一方、76%がITおよびビジネスワークフローの自動化を目指していることが分かった。このAI導入の急増により、効率は向上する一方、ITインフラストラクチャーに対する追加の要求も生じ、堅牢なインシデント管理システムの必要性が浮き彫りになっている。

出典:プレスリリース