Photoroomは、製品写真に特化したAI基盤モデル「Photoroom Instant Diffusion」(Photoroom ID)をリリースした。このモデルは、異なるソースの画像を統一感のあるスタイルで表現することが可能になる。世界で初めて製品写真専用にトレーニングされた基盤モデルとして注目されている。

同社は、新たな資金調達を通じて、GPUへの投資拡大や画像プロバイダーからの画像取得、チームの拡大を計画している。特に、200万ダウンロードを超える日本市場を含むアジア圏でのプレゼンス強化を目指す。新機能には「AI背景」や「AI画像拡大」などがあり、iOSとAndroidで提供される予定だ。

Photoroomは、SmartlyやPrintify、Faire、Bulgari、Netflixなどの企業に画像編集APIを提供してきた。今後数力月以内に最新の生成AI機能をAPIを通じて提供する計画である。共同設立者兼CEOのMatthieu Rouifは、この基盤モデルがビジネスの力を高めるための重要なステップだと述べている。

Photoroomは、AI技術を駆使した画像編集サービスを提供し、高精度の背景除去ツールとして認知されている。ネットショップ運営者やフリマアプリ出品者に多く利用され、日本では200万ダウンロードを超える成長を遂げている。サービス開始からのダウンロード数は世界で1億5,000万回を記録し、180以上の国で利用されている。

出典:プレスリリース