リッジアイ(東京都千代田区)とバオバブ(東京都千代田区)は、AIとドローンを活用した「太陽光パネルのうね検査」を共同開発し、2024年1月にサービスを開始する。本サービスは太陽光パネルの外観検査の効率化を目的としたものである。太陽光パネルの寿命延長に貢献する。

固定価格買取制度(FIT)導入後、同社は太陽光パネルの大量廃棄時代に備える必要がある。NEDOの試算によると、太陽光パネルからの排出量は2039年には約80万トンに達すると予想されており、耐用年数を正確に把握し、発電量の減少に対応することが課題となっている。

「太陽光パネルのリッジ検査」は、ドローンで撮影した赤外線オルソ画像をAIで解析し、ホットスポットを検出する。解析結果は異常の種類に応じて色分けされた画像として表示されるため、人の目で検査するよりも正確に発見できる。

ワールドリンク(京都府京都市)では、同サービスを「SkyLink Japan」ブランドで先行導入している。2023年6月の実証実験では、ワールドリンク社のドローンで取得した画像をRidgeEye社のシステムで解析し、その結果を「4DLinkCloud」上で確認できるようにする予定で、リッジアイ社は持続可能な社会の実現に向けた技術開発を続けていくとしている。

出典:プレスリリース