ロブロックス(サンフランシスコ)はGDCで、「アバター自動設定」と「テクスチャ生成」の新技術を披露した。これらはクリエイターの作業を効率化し、迅速なコンテンツ制作を支援する。アバター自動設定は、一回のクリックでアバターのリグやスキンを生成し、手間のかかるプロセスを数分で完了させる。

テクスチャ生成ツールは、テキストプロンプトを用いて3Dオブジェクトの外観を素早く変更可能にする。クリエイターは新しい外観のプロトタイプやテクスチャを簡単に作成し、開発プロセスを最適化できる。例えば、木製宝箱のテクスチャを指示すると、特徴を考慮したテクスチャが生成される。

ニック・トルノーVPは「GDCでロブロックスのビジョンを紹介し、新技術で制作や事業拡大をサポートする」と述べた。AI技術により、クリエイターはアイデアから共有までのプロセスを速め、創造に集中できるようになる。Toya Playのガイ・デ・ビアCOOも、AIがアートワークの効率化に貢献し、制作の経済活動に変革をもたらすと語った。

アバター自動設定はアルファ版、テクスチャ生成はパブリックベータ版として提供されており、Roblox Studioからアクセス可能だ。ロブロックスはAI技術の開発に注力し、コードアシストやチャット自動翻訳などのツールをリリースしている。これらはクリエイターの作業を助け、ユーザー間のコミュニケーションを容易にしている。

出典:プレスリリース