ロゼッタ(東京都)は、製薬業界向けのシステム「ラクヤクAI」を提供している。このシステムは、治験関係書類や添付文書などのデータを活用し、資料の自動生成や整合性チェック、モニタリングを可能にする。業務のスピードを大幅に向上させるとされる。

「ラクヤクAI」は、研究開発から製造工程、プロモーション資料の生成まで、製薬企業の多岐にわたる業務をサポートする。音声認識技術と組み合わせることで、講演内容のモニタリングも行える。製薬業界に特化した設計とカスタマイズが可能で、業務効率化に貢献する。

同社は、AI翻訳分野で国内6,000社以上の導入実績を持つ。高度なセキュリティーを要求される製薬業界においても、そのソリューションが多数導入されている。自社開発のLLMベースモデルを用いて、高精度のカスタムエンジンとセキュリティーポリシーに応じたLLMの選定・提案を行う。

一方、メタリアル(東京都)は、生成AIプラットフォーム「Metareal AI」を提供している。ロゼッタは、メタリアルのプラットフォームを通じて、国内ビジネス環境のAI化を推進し、高いセキュリティー要件と自然言語処理技術の知見を生かしている。これからの生成AI時代における「AIのロゼッタ」としての役割を果たすとしている。

出典:プレスリリース