Salesforce(米国)は、AIを活用した「Einstein Copilot for Tableau」のベータ版をリリースした。このツールは、専門知識がなくてもデータ分析を行えるように設計されている。多くの企業がアナリストに依存している中、Tableauのダッシュボードを使い、ユーザー自身がデータを探索できるようになる。

Einstein Copilot for Tableauは、自然言語を用いた分析を可能にし、ユーザーがスプレッドシートやSalesforce Data Cloudなどから直接クエリーを実行できる。これにより、生産性の向上と深いデータインサイトの発見が期待される。CEOの83%がデータドリブンな組織を望む中、実際にデータ分析を行っている従業員は30%にとどまっている。

この新機能には、ユーザーがどの質問から始めればよいかを示す「Recommended Questions」、データと対話するような体験を提供する「Conversational Data Exploration」、複雑な計算をガイドする「Guided Calculation Creation」が含まれる。これにより、アナリストでなくても分析ビューやダッシュボードの作成が可能になる。

Einstein Copilot for Tableauは、Einstein Trust Layerを利用し、データ保護とサードパーティーモデルへの露出を制限する。SalesforceとTableauは、データに関する質問を自然言語で行い、インサイトを可視化し、顧客体験を向上させるアクションに変えることを可能にする。詳細は、Tableau Conferenceで発表される予定だ。

出典:プレスリリース