国際障がい者の日を記念して、視覚障がい者向けに世界を語る無料アプリ「Seeing AI」の最新バージョンがリリースされた。このアプリは現在、Google Playストア経由でAndroidデバイスで利用可能で、現在18言語で利用可能だが、2024年までに36言語に拡大する予定だという。

Seeing AIは、メールを読む、日用品を識別する、写真の説明を提供するなど、ユーザーのさまざまな日常業務を支援する。新しいAndroidバージョンには、写真のより豊富な説明や、質問してドキュメントを操作する機能など、最新の生成AI機能が含まれているとのこと。

このアプリは、テクノロジーが視覚障がい者のコミュニティーにどのように大きな自立と楽しみを提供できるかを理解することを目的とした研究プロジェクトとして、2017年に初めてiOS向けにリリースされた。ユーザーは、カメラを向けたり写真を撮ったりして説明を聞いたり、チャネルを切り替えて焦点を絞った情報を入手したり、友人を識別したり、紙幣を認識したり、手書きのテキストを読んだりすることもできるという。

世界中で30億人を超えるアクティブなAndroidユーザーがいるこのプラットフォームにSeeing AIを導入することで、そのアクセシビリティーが大幅に向上する。開発者はコミュニティーと協力してフィードバックを理解し、アプリを改善することに尽力している。顧客からのフィードバックは、Seeing AIアプリの将来のバージョンに対するAIを活用した新しい機能強化にとって重要だとのことだ。

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