ServiceNow(Washington, D.C.)は、生成AIを活用した新機能を発表し、プラットフォームの自動化とインテリジェンスを強化した。Now Assist生成AIエクスペリエンスを通じて、IT運用管理の効率化を図るNow Assist for ITOM AIOpsや、仮想エージェント機能の強化が行われた。

IDCの予測によると、生成AIへの投資は今後3年で1430億ドルを超える成長が見込まれる。ServiceNowはこの市場の拡大に対応し、新たなソリューションを提供することで、組織の迅速なデジタル変革を支援する。ジョン・シグラー氏は、生成AIがビジネス成果を向上させると強調し、プライバシーとガバナンスのバランスを保ちながら、生成AIの潜在能力を最大限に引き出すことの重要性を語った。

Now Assist for ITOM AIOpsは、アラートの分析を自然言語に翻訳し、問題解決を迅速化する。また、Now Assist仮想エージェントの機能強化により、自己解決率の向上とセルフサービス体験の改善が期待される。仮想エージェントデザイナーやDynamic translation(動的翻訳)は、開発者がAIを活用した会話を容易に作成できるようにする。

ServiceNow Impact AI Acceleratorsは、ServiceNow Impactの一部であり、生成AIの価値創出を加速する。Now Platformの研究とイノベーションにより、生成AIの用途特化型モデルが開発され、NVIDIAとのパートナーシップを通じて、新たなLLMが展開されている。ServiceNowは、生成AIの実用化に向けた取り組みを続け、StarCoder2のリリースなど、業界に新たな基準を提供している。

出典:プレスリリース