stu(東京都渋谷区)は、AIを活用した「3D Gaussian Splatting」の実証実験を開始した。この技術は、質感の表現に優れ、WebGLを通じてウェブブラウザーでの利用が可能になる。制作途中のポイントクラウドと3D Gaussian Splattingで出力した空間の合成画像も公開された。

AI技術の進化により、言語理解や画像分析など多岐にわたる分野での活用が進む中、stuは「3D Gaussian Splatting」を用いたデジタルツインの実証実験を行った。この技術により、フォトリアリスティックなバーチャル空間の創出が可能となり、従来のフォトグラメトリ技術を進化させる。

独自のリアルタイムレンダラーを開発し、WebGLビューワーを通じて誰でも簡単に3Dシーンを構築・操作できるようにした。スマートフォンで撮影した動画からも、手軽に3Dシーンを作成し、ウェブブラウザーで自由に閲覧可能だ。

「3D Gaussian Splatting」は、反射の多い質感の表現が可能で、描画負荷も軽量。メタバースへの活用やバーチャルロケハン、3Dバーチャルデジタルフィギュアの販売など、多方面での応用が期待される。今後は「4D Gaussian Splatting」への発展も見込まれ、新たな映像体験の提供が可能になるだろう。stuは引き続きAI・機械学習の研究開発に注力し、技術提供を進めていく。

出典:プレスリリース