Super Micro Computer(カリフォルニア州サンノゼ)は、AIやクラウドなどの分野で活躍するITソリューションを提供する企業である。同社は、新しい第5世代インテルXeonプロセッサー(コードネームEmerald Rapids)をサポートする空冷および液冷対応のラックスケールソリューションを発表した。この新ラインナップには、生成AI向けのGPUサーバーや、E3.Sペタスケールストレージサーバーなどが含まれるとのこと。

Supermicroのチャールズ・リアンCEOは、同社の製品が納期短縮や品質向上に貢献し、月産4000ラックの製造能力を持つと述べた。また、独自の液冷ソリューションにより、データセンターの電気代を最大51%削減できるとしている。X13製品ファミリーは、AIやクラウド、ストレージ、エッジ向けに最適化されており、新しいプロセッサーによって、サーバーのコア数やパフォーマンスが向上するという。

インテル社のリサ・スペルマン氏は、第5世代インテルXeonプロセッサーが顧客の重要なワークロードにパフォーマンスと効率をもたらすと強調した。Supermicro X13サーバーシリーズは、第4世代Xeonベースのプラットフォームとの互換性を保ちつつ、パフォーマンス向上を目指して設計されているという。

Supermicroは、新しいインテルXeon E-2400プロセッサーをサポートする新サーバーも発売する。これらのシステムは、エッジやクラウドのワークロード効率を最大化するように最適化されており、即時出荷が可能である。X13システムポートフォリオは、パフォーマンス、エネルギー効率、管理性、セキュリティーの向上を実現し、ラックスケールに最適化されているとのことだ。

出典:プレスリリース