Teammate Pte. Ltd.(シンガポール)は、新たに3つのサービスをリリースした。これらは「Teammate Aug」、「Teammate Intel」、「Teammate Infer」と名付けられ、既存の「Teammate Lang」に加わる形で提供開始される。各サービスは、開発者が生成AI技術を社会実装する上で直面する課題に対応するために設計されている。

「Teammate Aug」は、アジャイル開発とオブザーバビリティを組み合わせたマネージドRAG開発基盤である。少数データに基づく知識を活用し、ファインチューニングに優れた回答を生成する。OpenAIやCohereのモデル連携に対応し、Voyage AIやJina AIへの対応も予定されている。また、「Teammate Intel」はLLMアプリの信頼度を高めるオブザーバビリティツールで、生成結果の監視や問題の発見、評価が可能なダッシュボードを提供する。

「Teammate Infer」は、オープンソース生成モデルのサーバーレス推論APIサービスだ。OpenAI APIと同じ形式で出力され、日本語モデルを含む多様なモデルに対応している。これにより、開発者は容易に既存のコードからのマイグレーションが可能となる。CEOの大塚は、正確性の向上とオブザーバビリティの重要性を強調し、これらのサービスを通じて開発者に「選択肢」を提供することを基本思想としている。

Teammate Pte. Ltd.は、ANOBAKAとサイバーエージェント・キャピタルが主導するシードラウンドで約6,260万円の資金調達を実施した。これにより、新サービスの開発加速と既存サービスの機能拡充が進む。AI開発者コミュニティーの発展やオープンソース化への投資も行い、AI技術の社会実装を推進する。会社の詳細情報やサービスに関する情報は、公式サイトで確認できる。

出典:プレスリリース