TIS(東京都新宿区)は、AIチャットボットサービス「Dialog Play」に生成AIを活用した新機能を追加し、外部APIとの連携を容易にするディレクトリー機能をリリースした。この新機能は現在特許出願中であり、既にスマートシニアライフ事業を展開する「大阪楽ナビ」に採用されている。

新機能は、生成AI( Azure OpenAI Serviceと連携)を使用してチャットボットシナリオの作成時間を短縮する。ディレクトリー関数は基本的な外部サービスAPIを公開し、開発者が外部システムに接続するために必要なAPIを選択できるようにする。オープンソースとして提供されているため、新たなAPIを開発・公開することが可能だ。

「Dialog Play」は、生成AIなどの技術を素早く組み込める、TISが自社開発したAIチャットボットだ。基幹システムや周辺システムとの連携が容易で、RPAと組み合わせることで機能拡張も可能だ。TISでは、既存顧客向けの機能強化で20社、新規顧客向けのサービス提供で30社をターゲットとしている。

チャットボット利用時の質問と回答のシナリオ登録に時間がかかるという課題を解決するため、同社は生成AIを活用したシナリオレス機能を導入した。外部システム情報や社内文書から回答を自動生成し、利用率を向上させる。さらに、ディレクトリー機能により、運用担当者は外部サービスに簡単に接続できる。詳細はTISのウェブサイトでご確認ください。

出典:プレスリリース