TOA(兵庫県神戸市)は、放送アナウンス作成サービス「YUTTE」にChatGPT機能を追加した。これにより、文章入力だけでなくキーワードからアナウンスを自動生成できるようになった。公共施設や商業施設などでカスタマイズ可能な音声を提供するという。

「YUTTE」は、26種類の声質や感情を選択し、チャイムやBGMを加えることができる。ChatGPT導入により、文章作成の手間が減り、放送アナウンスの作成時間が短縮される。業界初の試みとして、利用者の利便性が向上しているとのこと。

利用手順は簡単で、アナウンス内容とキーワード、放送場所を入力し、「この内容で依頼」を押すだけ。生成された文章は「採用」で確定し、すぐに使用可能だという。例えば、商業施設のセール案内や公園でのペットのリード案内など、さまざまなシナリオに対応しているという。

「YUTTE」は2024年3月末まで無償提供されるとのこと。アナウンス音源はどの放送機器にも使用でき、UIも使いやすい。ただし、事業者向けサービスであり、一般消費者やインターネット上での公開は対象外だという。

出典:プレスリリース