創業手帳(東京)は、会員の起業家に対してChatGPTの使用状況に関するアンケートを実施し、562件の実名回答を得た。この調査は、生成AIの利用実態を明らかにすることを目的としており、多くの起業家がChatGPTだけでなく、他の生成AIツールも活用していることが判明したという。

アンケート結果によると、回答者の約6割がChatGPT以外の生成AIを使用しており、「Bing」が226件、「Google Bard」が124件、「Microsoft 365 Copilot」が65件の使用実績があった。特に「Bing」は、回答者の約40%が利用していることが分かり、生成AIツールの中でも高い利用率を示しているとのこと。

また、複数の生成AIツールを使いこなしている起業家も多く、82件の回答があった。その中で「Bing」「Google Bard」を併用している人が40件、「Microsoft 365 Copilot」「Bing」「Google Bard」の3つを使用している人が20件いた。さらに、LINEの「AIチャットくん」を手軽に使えると評価する声も聞かれたという。

生成AIはテキストだけでなく、画像や音声など多岐にわたる領域での活用が進んでいる。例えば、最新のChatGPT-4Vでは、画像をアップロードして解析することで、商品のメーカーを判断できる機能が追加されている。これらのツールは、今後のビジネス展開において重要な役割を果たすと考えられるとのこと。

新しい生成AIツール「Google Gemini」なども登場しており、市場のシェア変動が注目される。創業手帳は、今後も起業家の支援と情報提供を続けていくと述べた。

出典:プレスリリース