アドビ(カリフォルニア州サンノゼ)は、Adobe Lightroomに「生成AI削除」という新機能を追加したと発表した。この機能は、モバイル、web、デスクトップ版のAdobe Lightroomで利用でき、Adobe Fireflyの技術を活用して、写真から不要なオブジェクトを簡単に削除できる。ユーザーはワンクリックで高品質な結果を得られるという。

また、Adobe Lightroomには「ぼかし(レンズ)」というAIツールも新たに搭載された。このツールを使えば、ユーザーは写真に美しいぼかし効果を瞬時に適用できる。アドビは、これらの機能がプロのフォトグラファーの作業を効率化し、趣味のユーザーにも新たな編集体験を提供するとしている。

アシュリー スティル氏は、Adobe Fireflyの技術をAdobe Lightroomのユーザーに提供できることについて喜びを表明した。彼女は、どこにいても写真を編集、管理、共有できるツールをユーザーに提供することで、写真編集の楽しさを増すと述べた。

生成AI削除は、Adobe Lightroomエコシステム全体で早期アクセス版として提供されており、アドビはユーザーコミュニティからのフィードバックを受けながら、機能の改善を進めていく予定だ。新しい「ぼかし(レンズ)」機能も一般提供が開始され、Adobe Lightroomのユーザーは、さまざまなデバイスで直感的に写真を編集できるようになった。

出典:プレスリリース