APCO Worldwide(本社:ワシントンD.C.)は、AIの潜在能力を活用しようとする企業を支援するため、新たなアダプティブ・インテリジェンス「Margy(マージー)」を発表した。APCOの豊富な知識と経験を活用し、クライアントの戦略や業務に組み込むことが可能な「Margy」は、同社のトップエキスパートから学び、時間と共に進化するAIの形態となる。また、クライアントが驚異的な変革の瞬間を乗り越えるための支援として、包括的なAIアドバイザリーサービスも同時に発表されたという。

「Margy」は、APCOの創設者であるMargery Krausからインスピレーションを受けている。Margeryのリーダーシップのもと、APCOは米国の法律事務所Arnold & Porter内の小さな事務所から、世界的なコンサルティング会社へと成長を遂げた。APCOのプレジデント兼常務執行役員であるEvan Krausは、「AIを単なるツールとしてではなく、当社の世界中のコンサルタント、トップアドバイザー、そして40年の歴史の集合知を活用し、クライアントが直面する課題に対応する機会と捉えている。そのため、"Margy"の導入により、クライアントにより優れた洞察を提供できることを喜んでいる」と述べた。

APCOのAI Comms Labで誕生した「Margy」は、著名なAIストラテジストであるDr. Abdullah Sahyounと彼女のチームのリーダーシップのもと、5年以上にわたる試験と実証を経て開発された。コンテンツ生成を自動化し、チームがより効率的に作業できるよう支援するだけでなく、クライアントのオンラインでの動向をモニターし潜在的な危機を管理するレピュテーション管理ツールも備えている。「Margy」は、リアルタイムに更新される直感的な操作が可能なダッシュボードを使用して、チームの作業や進捗状況、影響などを包括的に把握することが可能だという。

APCOは、ビジネス課題に直面しているクライアント、独自のAI改革を進めるクライアント、または成長を加速させて市場シェアを拡大したいと考えているクライアント向けに、新しいAIアドバイザリーサービスを立ち上げた。ガバナンスやリスク軽減戦略のためのフレームワークの開発に加えて、最高水準のアドボカシー専門知識を活用して、広範な利害関係者と効果的にコミュニケーションをとりながら、クライアントがAI政策を理解し、必要に応じてその策定に関与できるよう支援するとのことだ。

出典:プレスリリース